世界で最もiPhoneのシェア率が高いらしい日本ですが、使いこなしている人はあまりいないかもしれません。
画面をタップして操作するのが普通ですが、本体の背面もタップして画面を操作することができる機能があることは知っていましたか?
今回は、意外と知らない便利な機能「背面タップ」について設定方法やできることをご紹介したいと思います。
iPhoneには、意外と知らないちょっと便利な機能がたくさんあります。 使い方によってはより効率的に作業を行うことができ、時間も手間も省けてとても便利です。 細かい機能になるのであまり知られていないも ...iPhoneの裏技小技!今すぐ使えるちょっと便利な機能
背面タップの設定方法
背面タップ機能をオンにするには、
- 「設定」をタップ
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「身体機能および操作」項目にある「タッチ」をタップ
- 1番下にある「背面タップ」をオンにする(機能を設定する)
このような手順で進めていきます。
ダブルタップとトリプルタップ
背面タップ機能をオンにしようとすると、
- ダブルタップ
- トリプルタップ
この2つの項目が表示されると思います。
その名の通り、ダブルタップは面を素早く2回タップする、トリプルタップは素早く3回タップするという意味です。
つまり、背面タップに設定できる機能は2種類選べるということです。
例えば、ダブルタップをした時はSiriを起動させる、トリプルタップした時はホーム画面に戻るというように設定することが可能です。
背面タップでできること
背面タップによる操作で設定できる機能はダブルタップでもトリプルタップでも選べる種類は同じです。
今のところは、以下の内容が設定できます。
- なし
- 背面タップ機能を利用しない(オフにする)
- アクセシビリティショートカット
- 「アクセシビリティ」のショートカット機能に設定した機能の利用が可能
「システム」
- Appスイッチャー
マルチタスク画面の表示(現在開いているアプリが分かる、アプリの切り替えや並び替えができる画面)
- Siri
人工知能「Siri」機能の呼び出し
- Spotlight
アプリを開かずに検索ができる機能(キーワードを入力するとアプリや関連サイトの候補が表示される)
- コントロールセンター
Wi-Fi接続の有無や明るさ、音量の調節などが可能なコントロールパネル
- シェイク
本体を振って直前の操作の取り消しができる機能(背面タップで設定すると、振らずに背面タップでも行えるようになる)
- スクリーンショット
今映っている画面を写真として保存しておくことができる
- ホーム
ホーム画面へ戻る
- 音量を下げる
音を小さくする
- 音量を上げる
音を大きくする
- 画面をロック
本体を傾けても横画面表示にならないよう、縦向きの画面表示に固定する
- 簡易アクセス
一時的に操作できる画面を半分まで下げて片手でも操作しやすい配置に変える
- 消音
音が出ないようにする
- 通知センター
ロック画面と同じ画面で今届いている通知を確認できる
「アクセシビリティ」
- Assistive Touch
ホーム画面に常に表示させておくことが可能な旧機種のホームボタンのような役割を持ち、様々なアクセシビリティ機能の選択・利用が可能
- Voice Over
画面の内容についての説明をしてくれる
- ズーム
画面拡大のオンオフ切り替え
- 画面の読み上げ
画面に表示されている内容を自動で読み上げてくれる
- 拡大鏡
カメラを使って虫眼鏡のように新聞紙などに書かれた小さな文字などを拡大して見ることができる
- 反転(クラシック)
全体の色をダークモードにする(全ての色味が反転する)
- 反転(スマート)
全体の色をダークモードにする(ホーム画面は通常のまま)
「スクロールジェスチャ」
- 下に スクロール
下方向に画面を動かす
- 上に スクロール
上方向に画面を動かす
「ショートカット」
- 新規ショートカット
「ショートカット」アプリ内に新規ショートカットを作成する」
ケースをつけていても大丈夫?
背面タップ機能は、やはりケースなしの方が反応は良いですが、本体の背面にあるセンサーにタップした時の衝撃が伝われば良いので、薄型のスマホケースくらいであれば反応するようです。
厚みのある色付きの縁で背面は透明のアクリル?のスマホケースで実際に背面タップをしてみましたが、しっかり反応してくれました。
あまり厚みがあるケースだともしかしたら反応しないか、強めにタップしないと意味がないかもしれません。
まとめ
今回は意外と知らない便利な「背面タップ」機能について、設定方法やできることをご紹介しました。
片手での操作や辿り着くまでが遠い項目など、よく使う機能を設定しておくと背面を数回タップするだけでその機能が即時に利用できるため、使いこなせると大変便利な機能だと思います。
設定はいつでも変えられるので、自分好みにカスタムしてさらに使い勝手の良いiPhoneにしてみてくださいね。