CDプレーヤーやDVDレコーダーでディスクの読み込みがうまくいかなかったり、音飛びなどの再生トラブルが発生した場合、電源の入れ直しや再度入れ直してみるなどしてもダメなら、家電量販店などで販売されている”レンズクリーナー”を試してみて欲しいと思います。
あまり聞きなれない方も多いかもしれませんが、ディスクを読み込むレンズ部分の汚れが原因でディスクの情報がうまく読み取れず、エラーが発生してしまうケースも多いようです。
その場合は、レンズ部分をキレイにすることで改善したり、再生不良の防止にもなります。
今回は、出来るだけ安価で扱いやすいレンズクリーナーをご紹介したいと思います。
マルチレンズクリーナー(CD・DVD・湿式) CD-MDW サンワサプライ 価格:1,000円 |
レンズクリーナーとは
CDやDVDプレーヤーでディスクを読み込ませる際に、プレーヤーの内部のレンズが情報を読み取っているため、そこに汚れが溜まるとうまく読み込めなかったり必要以上に負荷がかかり故障の原因に繋がる可能性も考えられます。
そのため、月に1回など定期的に掃除することでそういった事態を未然に防ぐことができます。
しかし、簡単に手が届く場所ではないので、家電量販店などで購入できる「レンズクリーナー」を使用して汚れを落とします。
クリーナーにはCD専用、DVD専用などがありますが、どちらにも使えるマルチタイプのものが1つ持っておくと便利なのでおすすめです。
乾式と湿式
レンズクリーナーには「乾式」と「湿式」の2種類の方式があり、
- 乾式は、乾拭き
- 湿式は、水拭き
というように、雑巾掃除に例えて考えるとわかりやすいです。
乾式は乾いたブラシでレンズにあまり負担をかけずに拭き取るのに対して、
湿式はクリーニング液を使って頑固な汚れもすっきり拭き取ります。
そのため、乾式は定期的なクリーニングとして、湿式は読み込み不良などのトラブル回復の為に使うのが良いかと思います。
「マルチレンズクリーナー」で回復を試みる
マルチレンズクリーナー(CD・DVD・湿式) CD-MDW サンワサプライ 価格:1,000円 |
ある家電量販店のDVD関連の売り場でレンズクリーナーを見てみたところ、数百円〜数千円のものまで幅広い価格帯で商品が並んでいてどれにするべきか少し悩みましたが、その中でも比較的安価でなんとなく安心できる日本製の「サンワサプライ マルチレンズクリーナー(湿式)」を購入してみました。
こちらは約50回使用できる耐久性も安心な設計で、スロットインドライブに対応。
セッティングを済ませてしまえばあとは自動でクリーニングを開始してくれるので、簡単で手軽に行うことができます。
また、対応機種も幅広くCD再生ができない機器では使えませんが、CD、DVD、ブルーレイプレーヤーまたはレコーダーの他に、ゲーム機にも対応していました。
使い方と使用してみた感想
使い方は、
- レンズクリーナーの裏面にある青色のブラシ部分に付属のクリーニング液を軽く付ける。
- クリーニングしたいDVDレコーダー等に挿入し、CDとして再生する。
- アナウンスが流れたらトラック3へ早送りまたはスキップ機能で飛ばす。
- 終了のアナウンスが流れたらレンズクリーナーを取り出して完了。
この通り、通常のCDとして使用するのと似たような使用方法で内部のレンズクリーニングが行えます。
最初にクリーニング液を付ける際は、再生に影響するディスク部分に付かないよう気を付ける必要がありますが、あとはほぼ自動的に清掃してくれて所要時間も5分かからない程度なので手軽でした。
実際に使用してみた機器は、古めの機種で手入れも疎かにしていたため、1回では効果が得られず、2回クリーニングしたところ今まで読み込んでくれなかったディスクが読み込めるようになりました。
機器が壊れているのか、レンズが汚れているのか判断が付きませんでしたが、これでまだしばらく使い続けられそうなので、クリーニングを試してみてよかったです。
今度はもう少し定期的にクリーニングを行なっておきたいと思いました。
まとめ
今回はディスクの読み込み不良などのトラブルの際に一度使用してみていただきたい「レンズクリーナー」についてご紹介しました。
実際に読み込みがうまくいかなくなった時、そもそもレンズクリーナーというものがあることすら知らず、はじめは機械の故障を疑いましたが、Webでレンズクリーニングについての情報が多くあり、今回初めてずっと使用していたDVDプレーヤーの掃除を試みました。
今回ご紹介した「マルチレンズクリーナー(湿式)」は、お手頃価格ながら扱いやすく便利で、初めてでも簡単にクリーニングすることができました!
普段から掃除していれば、読み込み不良等のトラブル防止とプレーヤーを長持ちせることにも繋がるので、今後は意識してクリーニングを行っていきたいと思いました。