電子マネーやクレジットカード、交通系ICカードを「iPhone」にまとめて管理、使用できる便利な「Apple Pay」。
スマホ一つで完結させられる便利な機能ですが、登録する前に注意したい点も。
場合によっては登録しない方が良いケースも考えられるので、「Suica」を「Apple Pay」に登録しようと考えているなら是非以下のことに気をつけて欲しいと思います。
プラスチックカードが使えなくなる
1度「Apple Pay」に登録された「Suica」カードは無効化され、中身のデータは全て「iPhone」に、残ったプラスチックカードはただのカードになってしまいます。
無効化されたカード本体にはチャージする事ができず、記念にとっておくか破棄するしかありません。
ただし、「Suica」を購入した際に預けたデポジットの500円は、登録時に電子マネーとしてチャージされた状態で返金されます。
駅の窓口で返金してもらう必要がなく、どこかに消えてしまうこともありません。
バッテリー切れ問題
「Suica」が画面の中にしかないとなると、スマホのバッテリー切れや故障などで「Apple Pay」が利用できなくなった時が心配です。
しかし、「iPhone XS」以降の機種については「予備電力機能付きエクスプレスカード」という機能が搭載されています。
この機能は、電源さえ付いていれば、充電が必要な状態でも最大5時間は支払いができるというもの。
ただし、完全に電源が切れてしまっている状態では意味がないので注意が必要です。
デザインが反映されない
記念カードや限定デザインなど特別なデザインのカードを所持している方もいるはず。
「Apple Pay」では、「Suica」はノーマルのペンギンが描かれているデザインで表示されます。
その為、せっかく購入した特別なデザインのカードも見た目は引き継がれず、画面上では通常のデザインになってしまいます。
お気に入りのデザインのカードを使い続けたい場合は要注意です。
固有番号の変更
「Apple Pay」に「Suica」を登録すると固有番号が変更されてしまいます。
その為、ポイントサービスに登録している場合は再度登録しなくてはなりません。
また、オートチャージの設定をしていた場合、一旦解除されてしまうのでこちらも再度設定し直す必要があります。
まとめ
今回は、交通系iCカード「Suica」を「Apple Pay」に登録する前に知っておきたい注意点をご紹介しました。
一度登録してしまうとただのプラスチックのカードになってしまうということや場合によっては再登録が必要になるなど、知らないと後で困ってしまうような内容もあります。
ぜひ本当にデジタル化して良いのか今一度よく検討した上で、ご自身のライフスタイルに合った方法で利用してみてくださいね。