スマホとスピーカー、ゲーム機とコントローラーなど、近年ではケーブルで直接繋げずワイヤレスで接続を行うことができる機器や家電がかなり増えてきています。
そして、その接続する際には「Wi-Fi」が欠かせませんね。
今では、Wi-Fiルーターが自宅に設置されている家庭がほとんどではないでしょうか。
現在Wi-Fiの規格は第6世代まであり、「Wi-Fi6」や「IEEE802.11ax」というように表記されます。
今後Wi-Fi7も登場することが予想されますが、それはまだ先になりそうです。
今回は、現時点での最新の企画「Wi-Fi6」の意味や特徴、対応しているスマホの種類などについてご紹介していきます!
そもそもWi-Fiとは
無線で端末同士を接続することができる規格のことで、ケーブルで直接繋がないので見た目がごちゃつかないだけでなく、ケーブルの長さが足りなくて届かなかった場所でもインターネットを利用することが可能です。
その為、Wi-Fiが通じる場所でならどこにいてもネットに繋がるという訳です。
また、スマホのLTE通信の使いすぎによる速度制限を防ぐ為にWi-Fiを利用すれば使用データ量の節約にもなるので、自宅に据え置きするWi-Fiルーターだけでなく、持ち運びが可能なモバイルルーターを利用する人も増えています。
最近では、気軽にレンタルできる商品も販売されていますね。
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Wi-Fi(ワイファイ)6とは
「Wi-Fi6」の「6」は、第6世代のWi-Fi規格であることを意味していて、第5世代は「Wi-Fi5」、第4世代は「Wi-Fi4」と表記されます。
2021年5月現在では、今のところWi-Fi6が最新の規格です。
以前よりも通信が早く強くなったのが最大の特徴であり魅力です。
また、互換性があるので、Wi-Fi6に対応しているルーターを新しく購入しても、これまで使用していたWi-Fi5に対応している機器でも接続を行えます!
主な特徴
スピード
前回のWi-Fi5に比べて1.4倍程高速になり、さらにサクサクと作業が行えます!
その為、大量のデータを転送するにも止まってしまうことが以前よりも改善されます。
なかなか動いてくれないと時間がかかるだけでストレスにもなりますから、やはりWi-Fiの通信速度は重視したいところです。
繋がりやすい
これも重要視したいポイントの1つです!
家庭内の機器が何でもWi-Fiに繋がるようになると、無線だから目に見えないだけで実際にはケーブルが入り乱れているような状態になってきます。
その為、1度に複数の端末に接続するとなると混雑してうまく繋がらないことも多かったのですが、Wi-Fi6は複数の端末と接続していてもそれぞれにしっかりと届くよう周波数を分けて各端末と接続できる仕組みになっているので、なかなか繋がらなくて待っている時間がなくなります。
これは家庭内だけでなく、カフェや地下鉄などでも利用できるフリーWi-Fiでも同様です。
特に人が多く集まる場所ではWi-Fiが繋がりにくくなりがちでしたが、その難点が解消されて通信が混雑しにくくなりました!
省エネルギー
通信のタイミングをコントロールし、無駄なエネルギーを使わない機能が追加されたことで、バッテリーを以前より長持ちさせることも可能に!
外出中にWi-Fi機器自体のバッテリーが切れてしまっては、途中でWi-Fiを通じてインターネットに接続できなくなってしますからね。
バッテリーの持ちが良ければこまめに給電する必要もないので、便利なだけでなく楽に使用できます◎
セキュリティ強化
現在使われているWPA2よりもさらに安全な暗号化が可能なWPA3が採用され、セキュリティ面も強化されています!
接続する機器によってはWPA3に対応していない場合もありますが、ほとんどのWi-Fi6のルーターがWPA2とWPA3の併用ができる仕組みになっている為、その場合はこれまで通りWPA2で接続がされます。
安定した通信
速さ、繋がりやすさが安定していれば、情報の処理がしやすくなります。
Wi-Fi6が完全なものとは言い難いですが、より安定した通信が可能になれば、後に人工知能等のさらなる発展も見込めます。
そうなれば、今よりもっと高性能な商品や機械が誕生することが考えられるので、未来の可能性をつくる基盤となるのがWi-Fi6なのかもしれませんね。
Wi-Fi6対応のスマホ
Wi-Fi6のルーターを持っていても、端末が対応していなければこれまで通りのWi-Fi5で接続される為、せっかくの特性が活かされません。
その為、持ち物もバージョンアップして、さらに快適な通信ができるよう整えておくと良いですね。
今後増加していくことが考えられますが、今の時点で
Appleでは、
- iPhone11シリーズ
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone12シリーズ
上記の製品がWi-Fi6に対応しています。
Android端末では、
- Galaxy S21 Ultra 5G
- AQUOS R5G
- Xperia 5 Ⅱ
- Zen Fone 7
など
上記以外にも対応している機種はありますが…。
基本的には、5G対応端末でWi-Fi6にも対応しているといった印象です。
また、今後Wi-Fi6に対応した端末が続々と登場していくことが予想されます。
まとめ
今回は、Wi-Fi6についての意味や特徴などをご紹介しました!
Wi-Fiという言葉自体はよく目にするようになり利用する場面もかなり増えてきましたが、具体的な意味や規格について知っているという方は少ないかもしれません。
私自身、何となく興味を持って調べてみるまでは深く考えたこともなかったので、よく分かりませんでした。
Wi-Fi6に続くWi-Fi7についての噂も上がっていますが、実際に対応するようになるまでもう少し時間がかかりそうですね。
しかし、徐々にWi-Fiの通信が安定してくれば、さらなる技術革新も期待できます。
今まで出来なかったことや無かったものが実現するのは、ワクワクしますね。