文字や写真、動画などを気軽に自己発信でき、自分の個性を表現したり情報を得たりすることができるSNSには様々なものがあります。
TwitterやInstagram、YouTubeなどが代表的ですが、最近徐々に話題になってきているのが、「Clubhouse(クラブハウス)」です。
動画配信とはまた異なる特徴があり、完全招待制というシステムも注目のアプリです。
今回は、その話題のアプリ「Clubhouse(クラブハウス)」の特徴や注意点についてご紹介していきます。
クラブハウスとは?
2020年3月にアメリカの会社で開発された、音声のみでコミュニケーションをとる無料アプリです。
Twitterは文字、Instagramは写真、YouTubeは動画が主な配信内容なのに対して、クラブハウスは音声なのでラジオや通話のような感覚で参加したり傍聴したりして楽しむことができます。
しかし、代表的なSNSのように配信をするというよりも、雑談など単純に会話や楽器演奏等の音を聴いて楽しんだり、話し合いなど会議をするような雰囲気に近いです。
基本的には、アプリの中でルームを立ち上げた本人が話をするのですが、発言が許可されている状態なら、参加者側も話をすることが可能です。
一般の人はもちろん、著名人の配信も聞くことができます。
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特徴
招待制
誰でもアプリをダウンロードすれば始められるのかというと、実はそうではありません。
クラブハウスはSNSには珍しい完全招待制で、アプリを使用している誰かから招待してもらわないと始めることができない仕組みになっています。
また、1ユーザーにつき2人までしか招待できないルールがあるので、1度に何人も誘うことはできません。
その為、その希少さも今話題の理由と考えられます。
実名制
匿名性のアプリが増えていましたが、クラブハウスでは実名制で、本人の名前と顔が分かるようになっています。
名前は後で変更することが可能なようですが、1度しか変えられないようです。
全員顔と名前が分かるからこそ、匿名で配信する感覚とは異なる楽しみ方ができ、どちらかというと現実味のある雰囲気が特徴的に感じられます。
バックグラウンド再生ができる
アプリの参加や傍聴に必要なのは音声と耳だけなので、動画のように常に画面を見て聞いている必要がありません。
その為、クラブハウスアプリを立ち上げて好きな配信を傍聴している状態のまま、別のアプリを開いたり配信を聴きながら他の作業をしたりすることが可能です。
電車での移動中や家事をしている時なども手や視界が奪われないので、ラジオやBGMのような感覚でいつでも楽しむことができるのが魅力です。
「いいね」や「コメント」はない
誰かの投稿に「いいね」や「コメント」ができるのが当たり前のようになってきていましたが、クラブハウスにはそれらの機能が一切存在しません。
だから、話をしている人と直接声でやりとりすることができ、アプリを通してではありますが、出来るだけ生のやりとりを大切にできる特徴があります。
また、いいね等の機能がない為、「今日は何件いいねがついた!」「全然いいねがつかない…」というように数字を気にする必要がなく、本当に気兼ね無く楽しめるというのもSNSとしては珍しく、新鮮さを感じます。
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注意点
招待されないとアプリを楽しめない
アプリをダウンロードすれば誰でも簡単に始められるわけではなく、既存するクラブハウスアプリのユーザーから招待してもらわなければ、ダウンロードしても始めることができません。
フリマアプリで招待枠を販売している人もいる程、今はまだ参加すること自体が難しい領域なのかもしれませんが、アメリカから日本にも広まってきている訳ですから、徐々に参加できるユーザーが増えてくることが予想されます。
招待できるのは2人まで
やっとアプリが始められたから「友達を招待しよう!」と思っても、1人のユーザーが招待できる人数には制限があります。
もしかしたら今後その制限やルールが変更されることがあるかもしれませんが、現時点では2人までしか招待することができません。
AppStoreでのみダウンロードできる
まだアプリとしての歴史が浅いことやアメリカで開発されたということなどから、今の時点ではAndroid版のアプリが存在しません。
その為、iPhone等を使ってAppStoreからダウンロードするしかありません。
日本語版がない
アメリカで開発され、まだ1年も経っていないということなどから、アプリ内で使用されている言語はすべて英語です。
日本語に変更することはできませんが、音声をメインに楽しむアプリなので、会話などアプリ利用中には大きな支障はありません。
まとめ
今回は、最近話題のアプリ「Clubhouse(クラブハウス)」についてご紹介しました。
日本語版がリリースされていないこともあり、何となくアプリの詳細がわかりづらく参入しにくい印象があるかもしれませんが、直接会うことができなくても声や音を通して様々な人とコミュニケーションを取ることができたり、誰かの声や音を聴くことを楽しむことができる新たなオンライン配信アプリとして、これまでのSNSとは異なる魅力が感じられます。
また、バックグラウンド再生ができるSNSというのも珍しいのではないでしょうか。
しかし、まだまだはじめにくい状況なのも事実です。これについては、時間の問題だと思うので、もう少し様子を見ながら待ってみる必要がありそうです。