まるで映画館のような気分を味わうことができる家庭用プロジェクターは、様々なメーカーから発売されていて、その機能や価格は様々です。
たくさんの種類がある中から環境や目的に適した種類のものを選ぶ為に、まずはどのような種類があるのかについて知っておきたいですね。
今回は、ホームプロジェクターの種類と目的別の商品の選び方についてご紹介していきます!
プロジェクターの種類
プロジェクターを選ぶ上でまず抑えておきたいことは、
「投影の方式」
についてです!
プロジェクターは、テレビのように一体になっている画面に映像を映すのではなく、光を壁や布などの他のものに向かって直接映し出す機械です。
その映し出す(投影)方法には、主に
- 液晶方式
- DLP方式
- LCOS方式
この3つの方式が採用されています。
液晶方式
最も一般的で、手頃なものから高価なものまで幅広く販売されている方式です。
発色が綺麗なのが特徴的で、高い解像度のものが増えてきています。
DLP方式
鏡に光を反射させて投影する方式です。
シンプルな構造なので小型化・軽量化しやすく、モバイルプロジェクターに良く利用されています。
LCOS方式
液晶方式の性能をさらに引き出す高性能タイプです。
美しい映像を楽しめますが、3つの中では最も本体の大きさが大きく価格が高めです。
プロジェクターの比較時に注目したいポイント
投影方式の次に細かい部分を比較していく際は、
- 投影距離
- 解像度(画素数)
- 明るさ(ルーメン)
この3点に注目すると、さらに絞り込めると思います。
投影距離
文字通り本体から投影する壁などのスクリーンまでの距離のことで、短距離に適しているものもあれば遠くからでも映し出すことが可能なものまで様々です。
設置する場所によって距離は異なると思うので、あらかじめどれくらい離れた場所から投影するのか測っておくと、サイズ調整等の設定がスムーズに行えます。
解像度(画素数)
数値が高いほどより細かく綺麗に、大きく映し出すことが可能です。
そのため、高画質・大画面で映像を視聴するなら1920×1080のフルHDや3840×2160の4Kなどのプロジェクターを選ぶのがオススメです。
明るさ(ルーメン)
あまり聞きなれない方も多いかもしれませんが、明るさは「ルーメン」という単位で表されます。
数値が高いほど明るいのですが、プロジェクターは日中や元々明るい場所では明るさが足りずはっきり見えないことが多いです。
そのため、暗い場所だけでなく明るい場所でも使用する場合は、2000ルーメン以上は欲しいところです。
目的別!ホームプロジェクターの選び方
どのような場所や目的で使用するのかによって、適しているプロジェクターの種類は異なるので、上記の内容を踏まえて目的別におすすめの種類をご紹介します!
CASE1「自宅でホームシアターを楽しみたい」
一般的な投影方法である液晶方式で、日中でも楽しめるよう2000ルーメン以上の明るさのものがオススメです!
さらに電気も付けたまま使用するなら、使用環境にもよりますが3000ルーメン以上であれば「薄暗くて見えない」という事態は避けられると思います。
CASE2「広い部屋で使用したい」
広い部屋なら大きく綺麗に映し出せるLCOS方式で、解像度が高いものがオススメです!
フルHDや4Kなら大きな画面でも鮮やかで細やかな綺麗な映像を楽しむことができますよ。
CASE3「外に持ち運べるものが良い」
小型で軽い機種が多いDLP方式がオススメ!
場所によって投影距離が異なってくると思うので、どのくらいのサイズで映したいかを基準に対応する投影距離のものを選択すると良いと思います。
最近はワイヤレスで使用できるものもあるので、用途や好みに応じて選んでみてくださいね。
まとめ
今回は、家庭用のプロジェクターについての種類や選び方についてご紹介しました!
最近ではバックに入れて持ち運べるほど小さくて軽いものもあるので、いつでもどこでも好きな映像を楽しむことができるようになりました。
まだあまり一般的ではないかもしれませんが、テレビよりも特別感がありとにかく大画面で視聴できるのが魅力的で、小型の機種や安価なものが増えてきていることから家庭用としても徐々に広まって来ていることが感じられます。
皆さんもぜひ、使用用途に合ったプロジェクターを選んで、いつもとはちょっと違った映像視聴を楽しんでみてはいかがでしょうか。