ゲーム機にはセーブデータ以外にもユーザー情報や撮影した画像や動画、これまでに入力した文字の履歴など、さまざまな個人情報が詰まっています。
その為、本体を誰かに譲ったりお店やフリマアプリで売却したり、廃棄する際には、個人情報の流出を防止するためにもデータの初期化作業が必須です。
今回は、「Nintendo Switch」の初期化の方法について手順をご紹介したいと思います。
初期化の前に
初期化を行うということは、そのswitch本体に記録されている情報を消すということ。
もしも残しておきたい情報がある場合は、事前に別の本体やPCへデータを移行させておきましょう。
また、初期化を行う際はインターネットに接続ができる環境下でないと「いつもあそぶ本体」の登録を消すことができないようなので、自宅のwi-fiなどのネット環境が整っている場所で行うようにします。
本体の初期化
以下の手順で初期化を行うと、
- ゲームソフトのデータ
- セーブデータ
- スクリーンショットや動画
- ユーザーに関する情報
- ニンテンドーアカウントとの連携状態
- 「いつもあそぶ本体」の登録
- 各種設定に関する情報
- 各種履歴に関する情報
といった、本体の保存メモリにある情報全てが消去されます。
一方で、
- microSDカード内に保存されている写真や動画のデータ
- システムのバージョン
- 連携させていたニンテンドーアカウント自体
これらは初期化の影響を受けずにそのまま残ります。
microSDカード内に保存された写真や動画は、そのmicroSDカードの中に残ったままです。
また、ニンテンドーアカウントの連携が解除されても、アカウント自体が消滅することはありません。
初期化の手順
それでは、いよいよswitch本体の初期化方法について、その手順を見ていきましょう!
電源をつけてすぐの画面下部にあるHOMEメニューで「設定(歯車マーク)」を選択
↓
「本体」→「初期化」→「本体の初期化」の順に選択
↓
注意書きを読んで問題がなければ「つぎへ」を選択
↓
最終確認画面で「初期化する」を選択
↓
自動的に初期化処理が始まる(十数分ほど待つ)
↓
処理完了後、起動してすぐの画面が言語選択画面になていれば初期化完了!
以上の流れで本体の初期化は完了です。
一部の情報のみ初期化することも可能
本体の初期化以外に、
- キャッシュの初期化
- キーボードの初期化
というように、一部分の情報のみを初期化することも可能です。
この場合は、
HOMEメニューで「設定(歯車マーク)」を選択
↓
「本体」→「初期化」の順に選択
↓
「キャッシュの初期化」または「キーボードの初期化」を選択
上記の流れで、「本体の初期化」の上に表示される「キャッシュの初期化」「キーボードの初期化」を選べばOKです。
キャッシュを初期化する
- ニンテンドーアカウントとの連携やSNSに投稿する際などに保存されたID
- パスワード
- Cookie
- 履歴
などの情報を消去できます。
ユーザーが2人以上の場合は、1人ずつそれぞれ初期化を行う必要があります。
キーボードを初期化する
本体のキーボード入力の際に打ち込まれた文字の情報を消去できます。
入力された文字は記憶され、予測変換の候補によく入力する文字が表示されるようになっているので、初期化すると変換の候補が購入当初と同じ状態に戻ります。
これについても、ユーザーごとに初期化を行う必要があるので、1つの本体を2人以上で利用している場合は、1人ずつそれぞれ初期化を行います。
まとめ
今回は、「Nintendo Switch」本体の初期化のやり方についてご紹介しました。
もう元に戻せなくなっても大丈夫な状態で初期化を行い、安全に譲渡や売却できるようにしておくと、自分も次の持ち主も安心ですね。