先日新モデルの発表があった任天堂の「Nintendo Switch」。
YouTubeで紹介動画も公開され、その特徴が明らかになりました。
一見、従来モデルとほぼ同じ形状をしていますが、一体今までとどのような部分が変わったのでしょうか。
また、Nintendo Switch用のゲームソフトやドック、周辺機器などの互換性についても気になりますね。
今回は、「Nintendo Switch」の新モデルと現行モデルの違いや互換性について詳細をご紹介していきます!
新!有機ELディスプレイ搭載「Nintendo Switch」
2021年7月6日に公開された「Nintendo Switch」の新モデルは、有機ELディスプレイを搭載していることが最大の特徴です。
これまでに発売されている「Nintendo Switch」本体の種類には、
- 旧モデルの「Nintendo Switch」
- 現行モデルの「Nintendo Switch」
- 「Nintendo Switch Lite」
上記のものがあります。
2019年8月30日以前に発売されていた旧モデルでは、バッテリー持続時間が約2.5~6.5時間でしたが、現行モデルでは約4.5〜9.0時間となり、現在は現行モデルのみが販売されている状況です。
「Nintendo Switch Lite」は、テレビゲームモードが使用できない携帯ゲーム機で、「Nintendo Switch」よりも小型で持ち運びがしやすく、カラーバリエーションが豊富なのも魅力です。
そして今回、ここに新モデルのNintendo Switch(有機ELモデル)が加わることになります。
現時点(2021年7月9日)では、
- 発売日:2021年10月8日(金)
- 価格:37,980円(税込)
上記の日程と価格で発売される予定です。
有機ELディスプレイとは?
最新モデルのスマホやPCなどにも使用されている有機ELディスプレイは、これまで主流だった液晶ディスプレイに比べて省エネルギーでコントラストの効いたより鮮やかな映像を映し出すことが可能です。
液晶ディスプレイでは三原色のフィルターにそれぞれバックライトの強さを調節して画面に画像や映像を映し出しますが、有機ELディスプレイでは並んでいる有機EL素子自体が三原色に発光するのでバックライトが必要なく、とてもシンプルな構造になっています。
また、薄くしたり曲げて折りたためるようにしたりもできる優れもので、さらに技術が発展すればシースルーのディスプレイも作れるようになるかもしれないという話もどこかで聞いたことがあります。
従来モデルとの違い
新モデルと現行モデルの主な違いは、
- ディスプレイ
- サイズと重量
- メモリ容量
- 背面スタンド
- 有線LAN搭載の有無
- 価格
- カラーバリエーション
上記の7点です。
任天堂公式サイト(Nintendo Switch有機ELモデル紹介ページ):https://www.nintendo.co.jp/hardware/detail/switch-oled/index.html
ディスプレイ
現行モデル:液晶ディスプレイ(6.2インチ)
有機ELモデル:有機ELディスプレイ(7.0インチ)
「有機ELモデル」と表記されている通り新モデルには有機ELディスプレイが搭載されている為、とにかく色鮮やかな映像でゲームを楽しむことが可能です。
サイズと重量
現行モデル:縦10.2×横23.9×厚さ1.39cm/398g
有機ELモデル:縦10.2×横24.2×厚さ1.39cm/420g
有機ELモデルの方がディスプレイが大きくなった分横幅がほんの少しだけ長くなっており、重量も少し増加しています。
メモリ容量
現行モデル:32GB
有機ELモデル:64GB
本体のメモリ容量が増加している為、容量が大きめのダウンロードコンテンツでも追加のSDカードなしで楽しむことが可能です。
しかし、これ以上のデータ容量が必要な場合は、これまでと同様にSDカードを別途購入して保存場所を確保する必要があります。
背面スタンド
現行モデル:固定式
有機ELモデル:フリーストップ式
本体の背面にあるスタンドは、現行モデルでは決まった箇所で固定されるタイプでしたが、有機ELモデルではサイズが少し大きくなった分ワイドになり、さらにフリーストップ式で好きな角度に自由に調節が行えるようになっています。
有線LAN搭載の有無
現行モデル:無
有機ELモデル:有
現行モデルには有線LAN端子が搭載されていない為、別売りの「USB有線LANアダプター」を接続する必要がありましたが、有機ELモデルには始めからドックに有線LAN端子が搭載されています。
無線LAN(Wi-Fiなど)の機能は、どちらのモデルも本体に搭載されています。
価格
現行モデル:32,978円(税込)
有機ELモデル:37,980円(税込)
新たに登場する有機ELモデルの方が、現行モデルよりも5,000円高い価格で発売される予定になっています。
カラーバリエーション
現行モデル:2色展開(ネオンカラー/グレーカラー)
有機ELモデル:2色展開(ネオンカラー/ホワイト)
両モデル共に、「Nintendo Switch」の定番カラーと言えるネオンブルー・ネオンレッド色が用意されていますが、有機ELモデルにはグレーカラーではなくホワイトカラーが新たに加わっています。
白を基調としたデザインなので、白色の家具やモダンな雰囲気によく合いそうです。
互換性はある?
基本的には現行モデルの「Nintendo Switch」と形状や機能性に大きな違いはないので、これまで使用していたドックやジョイコン、プロコンなどほとんどの周辺機器がそのまま有機ELモデルでも現行モデルでも使用することが可能です。
ゲームソフトも今のところ全てのNintendo Switchソフトが有機ELモデルでもプレイ可能で、3つのプレイモード(TVモード・テーブルモード・携帯モード)も対応しています。
その為、性能がUPした新モデルでもこれまでのSwitchと同じ扱い方で問題ありません。
まとめ
今回は、Nintendo Switchの新モデル「Nintendo Switch(有機ELモデル)」についてご紹介しました。
現行モデルとの違いはいくつかありますが、全く別のゲーム機として登場するのではなく、性能がパワーアップして使い勝手が良くなった新しい「Nintendo Switch」として仲間入りするような形ですね。
有機ELディスプレイ搭載によりゲーム画面がさらに鮮明になるので、よりリアルで迫力のある体験が可能になり、同じゲームソフトでも体感的な違いを感じるはずです。
新たに加わったホワイトカラーも魅力的で、発売日はまだもう少し先ですが、実際のプレイ画面を見るのが楽しみです。