Apple社製のPCと言ったら「iMac」や「MacBook」をイメージする人が多いと思いますが、実は「Mac」シリーズには「Mac mini」というものもあります。
Apple TVと似た見た目で、とても小さいですがパワフルでカスタムしやすい特徴を持ちます。
今回は、その「Mac mini」についてとメリットやデメリットをご紹介していきます!
2020年11月に発表、発売された「M1」搭載の最新MacBook。 インテル社のチップからApple社で独自開発したチップに変わったことでよりMacに適し、今まで以上に高性能と話題になっていますね。 ...M1搭載MacBookAirとPro特徴や違いを比較
「Mac mini」とは?
単刀直入に言うと、ディスプレイもキーボードも付いていない小型のデスクトップコンピュータです。
縦横20cm程と小型でシンプルな見た目をしていますが、最新機種には「M1チップ」が内蔵されていて「MacBook(2020)」や「iMac(2021)」と変わらない性能を誇ります。
その為、高速・高性能な大型コンピュータと同じくらいパワフル!
ハイスペックなPCを購入するとなると、大きくて高価なものばかりでなかなか手が出せないというケースは少なくないと思うのですが、「Mac mini」は79,800円(税込)〜と比較的お手頃なのも魅力です。
2021年発売のApple社製の新しいデスクトップパソコン「iMac」は、「MacBook(2020)」にも搭載されている「M1」チップとこれまでにないカラフルなカラーバリエーションが特に特徴的ですね ...新作「M1搭載iMac」の特徴・3種の共通点と違いは何?
3つの種類
現時点(2021年6月7日)では、
- M1/256GB (税込79,800円)
- M1/512GB (税込101,800円)
- Intel /512GB (税込124,080円)
上記3つの種類が販売されています。
それぞれの主な仕様を以下にまとめました。
M1/256GB
- サイズ:縦19.7×横19.7×高さ3.6cm
- 重量:1.2kg
- CPU:8コア
- GPU:8コア
- メモリ:8GB
- ストレージ:256GB
- Wi-Fi:Wi-Fi6対応
- Bluetooth:Bluetooth5.0対応
- USBポート:Thunderbolt3(USB-C)が2つ、USB3.1(USB-A)が2つ
- その他:DisplayPort、ギガビットEthernetポート、HDMI2.0ポート、3.5mmヘッドフォンジャックが各1つずつ
- カラー:シルバー
- 価格:税込79,800円
Apple M1チップ搭載のノーマルなタイプです。
M1/512GB
- サイズ:縦19.7×横19.7×高さ3.6cm
- 重量:1.2kg
- CPU:8コア
- GPU:8コア
- メモリ:8GB
- ストレージ:512GB
- Wi-Fi:Wi-Fi6対応
- Bluetooth:Bluetooth5.0対応
- USBポート:Thunderbolt3(USB-C)が2つ、USB3.1(USB-A)が2つ
- その他:DisplayPort、ギガビットEthernetポート、HDMI2.0ポート、3.5mmヘッドフォンジャックが各1つずつ
- カラー:シルバー
- 価格:税込101,800円
M1チップ搭載の大容量タイプです。
Intel/512GB
- サイズ:縦19.7×横19.7×高さ3.6cm
- 重量:1.3kg
- プロセッサ:6コア(3.0GHz6コアIntelCorei5)
- メモリ:8GB
- ストレージ:512GB
- Wi-Fi:Wi-Fi5対応
- Bluetooth:Bluetooth5.0対応
- USBポート:Thunderbolt3(USB-C)が4つ、USB3.1(USB-A)が2つ
- その他:DisplayPort、ギガビットEthernetポート、HDMI2.0ポート、3.5mmヘッドフォンジャックが各1つずつ
- カラー:スペースグレイ
- 価格:税込124,080円
従来のIntelモデルです。
Apple公式サイト(Mac mini紹介ページより)https://www.apple.com/jp/mac-mini/
オプションでさらにグレードアップすることが可能ですが、基本的な性能等は上記の通りです。
3機種ともサイズは同じでデザインや重量はほとんど変わりませんが、M1チップとIntelとではカラーが異なりますね。
また、各ポートの種類も共通していますが、M1はIntelよりもUSB-Cポートが2つ少ない設計になっています。
メリット・デメリット
メリット
「Mac mini」を使用する利点には、以下の事が挙げられます。
小さくて場所を取らない
縦横20cm以下、厚さ3.6cmの正方形で小型な本体は、デスクトップPCとしてはかなり小さいです。
その為、足元ではなくディスプレイの近くに置いておけ、置き場所に困りません。
好みの組み合わせが可能
今持っているモニターやキーボードをそのまま使用したい場合など、初めからディスプレイやキーボード等が付属していない分、周辺機器を自由に組み合わせて使うことが可能です。
好みの機種やこだわりがある場合は、組み合わせ次第で自分流の使い勝手の良いPCとして使用できます。
デメリット
一方で、「Mac mini」を使用するデメリットとして以下の事があげられます。
周辺機器等を別途揃える必要がある
「Mac mini」のみを購入しても、PCの心臓部である本体と電源ケーブルしかないので、画面を映し出すモニターと入力や制御を行うキーボードやマウスは最低限別途用意する必要があります。
その為、さらに出費が嵩むことや機器同士の相性によっては上手く接続ができないなどの問題が起きる可能性も出てきます。
まとめ
今回は、Appleの小型デスクトップPC「Mac mini」の特徴やメリットデメリットについてご紹介しました。
AppleのM1搭載機種はどれも高速かつ高性能なので、細かい部分や用途はそれぞれ異なりますが、現時点ではどのPCを選んでも大差ないと思います。
持ち運びやコンパクトさ重視ならノートパソコンを、自宅など定位置で大画面で操作するならデスクトップパソコンを選ぶのが一般的かと思いますが、デスクトップパソコンでさらに自由度の高いタイプが今回ご紹介した「Mac mini」です。
ディスプレイやキーボード等のメーカーも大きさも性能も全て自分でカスタムできるので、ぜひ最適なPC環境を見つけてみてくださいね。