2020年11月に発表、発売された「M1」搭載の最新MacBook。
インテル社のチップからApple社で独自開発したチップに変わったことでよりMacに適し、今まで以上に高性能と話題になっていますね。
種類はAirとProの2つですが、モニターのないデスクトップコンピューターのMacminiにもM1チップが搭載され、正に新たな時代がやって来ました。
今回は、M1チップの特徴やM1搭載のMacBookAirとProの違いについてご紹介していきます!
Apple MacBook Air 13.3型 M1チップ 8コア SSD 256GB メモリ8GB 13.3型 シルバー MGN93J/A Retinaディスプレイ 価格:119,799円 |
「M1」とは?
新しい言葉で一体何のことなのかと気になる「M1」は、Apple社が初めてiMacやMacBook向けに作ったSoC(システムオンチップ)のことです。
ざっくり言うと、Appleが自社製品に適したコンピューターの心臓部分を作り出したということです。
しかし、ただMac向けのチップを作っただけでなく、これまでは別々で存在していたプロセッサやメモリなどを1つのチップにまとめることに成功しており、今以上に製品を小型・薄型化したり長時間バッテリーを維持したりできるようになったのが「M1」のすごいところです。
M1搭載モデルの特徴
では、実際にM1チップが搭載された製品にはどのような特徴があるのでしょうか?
主な特徴としては、小さいのにたくさんのテクノロジーが詰まっていて、とにかく高速、そして省電力でバッテリーの持ちが良いところが挙げられます。
新製品が発売される度に、性能が良くなりさらに高速になったと表現されますが、「M1」はその差が素人にも分かるほど格段に速くなっています。
アプリの起動も動画やゲームを楽しむ際もサクサクと動くので大事な作業中でもストレスがありません。
また、「Mac史上最長のバッテリー駆動時間」と公式サイトで記載されていて、電力効率にも優れています。動画を再生時間で表すと、インテル社製では最大10時間でしたがAirは18時間、Proなら20時間視聴できるようです。
さらに、これまでインテル社のチップを使っていた為に今まで使用していたアプリ等が使えなくなってしまうのではないかと心配の声が上がっていましたが、「ユニバーサルアプリ」によって解決されています。
これにより、インテル社のチップを搭載したMacでもApple社のM1チップを搭載したMacでも問題なくアプリを使用することが可能です◎
2021年発売のApple社製の新しいデスクトップパソコン「iMac」は、「MacBook(2020)」にも搭載されている「M1」チップとこれまでにないカラフルなカラーバリエーションが特に特徴的ですね ...新作「M1搭載iMac」の特徴・3種の共通点と違いは何?
M1搭載MacBook「AirとProの違い」
これまでのMacBookにもAirとProの2種類が販売されていますが、M1搭載モデルではどのような部分に差があるのでしょうか?
調べてみると、ディスプレイの大きさやコア数、メモリ数など基本的な部分は共通しているところが多いです。
以下では、主な特徴ごとに具体的な違いについて見ていきましょう。
価格
Air:115,280(税込)
Pro:148,280(税込)
サイズ
公式サイトでは、
<Air>
高さ:0.41~1.61cm
幅:30.41cm
奥行:21.24cm
重さ:1.29kg
<Pro>
高さ:1.56cm
幅:30.41cm
奥行:21.24cm
重さ:1.4kg
上記のように記載されています。
大きさや見た目は従来のMacBookと大差ありませんが、Proの方がやや重量があります。
家電量販店で実際に持ってみたのですが、体感的には結構差が感じられました。
持ち運ぶことを考えるとAirの方が若干スリムで軽いので適していそうだと思いました。
デザイン
カラーバリエーションは、
- シルバー
- スペースグレイ
- ゴールド
の3色ですが、ゴールドはAirのみでProは2色展開です。
色味はiPhoneなど他のApple製品と同じだと思います。個人的にスペースグレイがカッコ良いなと思いました。
新機能
どちらもTouch IDセンサーが搭載されており、キーボード部分を比較するとAirはこれまでのMacBookと大きな差はありませんが、Proには上部のファンクションキー部分にTouch Barがあり、物理キーではなく電子キーになっています。
Touch Barにはキーとしての役割だけでなく、アプリケーションや画像なども表示させることができます。
また、ディスプレイ輝度がAirは400nニト、Proが500ニトです。
さらに、Proにはスタジオ品質のマイクが搭載されています。
バッテリー
Airには30W、Proには61WのUSB-C電源アダプタが付いており、側面のポートは完全にC端子へシフトされています。
バッテリーの持ちはワイヤレスでインターネットに接続した際、Airは最大15時間、Proは最大17時間と約2時間の差があります。
公式サイトによると、Airには49.9Wh、Proには58.2Whのリチウムポリマーバッテリーが内臓されているそうです。
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まとめ
今回は、M1搭載のMacBookについてご紹介しました。
「M1」という新たなチップの性能が素晴らしく、AirとProのどちらを購入しても製品の良さが感じられそうなノートPCだと感じます。
しかし、細かい部分や金額に差があるので、最終的な判断は予算と好みになってくると思います。
基本的にはAirで十分な気がしますが、日常的に使用したりプロアプリケーションを使うならProの方が適しているかもしれません。
「M1」の登場で、今後の製品により一層期待が膨らみますね。